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[2007/02/19] 「私の復活方法」復活ノート・・・61   おまけ「今日も、ムーズが降りてきた〜きみと漫才を〜」 

                  復活ノート

            「セルフマネージメントという発想」
北朝鮮の某主席は、何か困ったことがあると、「女に逃げる」という調査報告があるよう
です。
これは、歴史上の英雄も同じかもしれません。
経営者の中にも、そういう傾向がある者がいますが、それは「命取り」になるおそれがあ
ります。
新聞や週刊誌などで、そういうことがおもしろおかしく報道されることがあります。
最近では、粉飾決算などで逮捕された堀江某が、裁判所において、「少し目立ちすぎたか
もわからない」などと後悔しています。
とにかく部下は冷静に経営者を見るものです。
だから、掘江某の部下も、「ばからしくなって、社長を守る気がうせた」などと言ってい
ます。
経営者は、無限の権力を持っていると勘ちがいしがちですから、自分の欲望のまま動いて
しまうことがあります。
まさに、どこかの首相のように「裸の王様」になってしまうのです。
ところが、そういう報道を聞くと、「少し気をつければ防げたのに」とわかるのですが、
自分のことは見えなくなります。
だから、自分のことをマネージメントする態度が必要です。
タレントのマネージャーは、世間の反応を見つつ、タレントのイメージを守り、高めるよ
うにします。
経営者の場合は、相談したり、注意をしたりしてくれる者があまりいません。
だから、まず部下の目を持つことでしょうか。そのためには、距離を置いて自分自身を見
るのです。
夫婦でも親子でも、近すぎてお互いが見えないということもあります。
「女に逃げる」傾向はともかく、私たちも、事業が頓挫したり、最後踏んばれなかったの
は、自分の言動が一因であったことを承知しています。
組織の結束力を高めるのも、「たが」が緩むのも、経営者の姿です。
しかし、短所をなくそうといっても、そう簡単ではありません。
短所をカバーするために、長所を伸ばす努力をしていくのです。
まず自信を持つことです。しかし、「ローマは一日にして成らず」。一日をどう過ごすか
が大事です。
「今日も、充実した一日を過ごした」という過ごし方です。
「今日すべきこと」を、なるべく少なくするところからはじめましょう。
辛くなってきたら、どこかに問題があるのです。セルフマネージャーの出番です。
お互いあせらずがんばりましょう。



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          今日も、ムーズが降りてきた〜きみと漫才を〜

                 「記憶力」(3)
そうゆうわけで、おぼえんでもええ時代になった。
ネットで、ありとあらゆるもんが調べられる(北朝鮮のロケット基地まで見られるらし
い)。
電子辞書も、100冊以上の辞典が入っている。電話番号も、ケータイになんぼでも登録で
きる。
昔は、お客さんの電話番号を数百ぐらいおぼえている事務員がいた。
「梅田花月」の前にあったケニアゆう喫茶店に、10人以上の団体で行っても、注文をすべ
てわかるウエートレスがいた(今は端末機に入れているから客を見いへん。
「たらこスパはどなたですか」とかゆうけど、「さっきお前にゆうたやないか。
確認したんは何のためや。『これでよかったですか』と過去形やったから、もう忘れたん
やな。今は忙しいからな。そりゃ、ぼくが悪かった」と思いながらも、
「こっちです」ゆうて受けとるのがぼくのええとこや)。
つまり、パソコンでゆうたら、「ハードディスク」(こいつがなんでもおぼえているやつ
や)を使わんでええから、自前のんはだんだん衰えてしまうわけや。
「メモリー」は今いる情報をおいとく場所や。これは「人生経験」や。
これを使ってぱっぱぱっぱと仕事をするのが、「インテル入っている」のCPUや。
これが「頭のよさ」なんやな。あとは、「ウインドーズ」のようなOSは、その人の「人
間性」とちがうか。
せやから、「ハードディスク」一つぐらいなんでもない。
医学的にも、創造性は年令に関係ないらしいことが証明されている。
いや、大事なもんを選ぶ「メモリー」やCPUは、年行ったほうがええかもしれん。
せやけど、たまにはハードディスクを動かすこともええことや(いざゆうとき必要やか
ら)。
円周率をおぼえるのは辛い。霧の中をやみくもに歩くようなもんや。
それを趣味にしている人に聞くと、おぼえ方は、ぼくらが、歴史年号をおぼえるときのよ
うな「こじつけ」らしいな。
「いい国作ろう」で、何万桁もよう頭に入るもんや。
ある大学教授は、知らん言語でも、一晩徹夜したら通訳ができるぐらいになる能力を持っ
ている。
せやけどすぐ忘れるらしい。つまり、メモリーとCPUがすごいのんやろ。
ところで、ぼくも、最近やっているで。
若いときは、毎日飲んでかえっていたから、南海高野線の駅は空(そら)でおぼえてい
た。
ナンバ、今宮戎、新今宮、萩之茶屋・・・。おぼえておかんと降りる駅を忘れるからな。
今は、南米の話を書いているから、南米の国は全部言える(ウルグアイはどこか知ってい
るか)。
それが、案外自信になって、どこかへ行ってもおぼえるようにしている。
スーパーにある絵で、牛や魚の部位もおぼえた。
肩、肩ロース、ロース、フィレ、ばら・・・(「ばら」 の後ろにサーロインがあるんや
で)。
今年は地質時代が必要やから、これも全部おぼえた。
カンブリア紀、オルドビス紀・・・デボン紀・・・ジュラ紀、白亜紀・・・完新紀(「カ
ン」が鋭い子が、「オルで」てな調子や)。
寝るときそれらを呪文のように唱えている。
「まだあほになってへんでよかった」と思えるし、バクレリアから、40億年かかってホモ
サピセンスになったのを10秒で確認できるから、熟睡できる。
おぼえるのは、星や花でもなんぼでもある。せやけど、アフリカや恐竜はやめや(寝られ
んようになるおそれがある)。
いずれ、今日の昼ごはんに食べたもんも、日付もわすれるようになるやろ。
岡本太郎は、ときどき自分の名前も忘れたらしいけど、絵を描くことだけは忘れんかっ
た。
「知らぬが仏」ゆうけど、「忘れるが仏」が一番ええ生き方かもしれん。
そして、自分もいつか忘れられる。
この前「天声人語」に書いてあったけど、アフリカでは、人は死んだときと、その人をお
ぼえている人が死んだときの2回死ぬと信じている部族があるらしい。
それは、ぼくも前から思うていた。
おじいちゃん、おばあちゃん、去年死んだ母親をおぼえているもんは少なくなっていく。
そんなふうにしてみんな忘れられていく。
ぼくも、おぼえてもらっているうちは、「ええ人間」でありたいけど。






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